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Brandismではブランド・イメージ・アナリティクス(BIA)を開始しました。
ブランド・イメージ・アナリティクス(BIA)は現在のマーケティング活動の状況を数値化し、どの施策がうまくいっていて、どのポイントがまだ足りないかを一目で分かるようにするツールです。
Brandismは企業の売上、利益の最大化を目的として、ブランドマーケティングの導入を行っております。
様々な企業を支援し、ブランドマーケティングを導入していく過程において、経営者やマーケティング担当者から指標を見える化していきたいという声を聞くようになりました。
実際に当社ではマーケティングを支援させていただくなかでリサーチも度々行っており、リサーチのデータが経営の意思決定の材料になることもありました。
このように、ブランドマーケティングにおいて定量化することは、経営の意思決定において指針となることも多く、支援の成果をわかりやすくする意味でもメリットのあることだと考えています。
ブランド・イメージ・アナリティクス(BIA)の詳細についてもう少しお伝えさせていただきます。
ブランド・イメージ・アナリティクス(BIA)の具体的な指標
具体的な指標は各企業様のニーズに応じて設定させていただいております。市場やプロダクトの特性にもよりますが、認知度に関する調査は毎回行っております。
認知度に関しても複数の種類があり、単純に認知度を測定するだけではなく、競合と比較して認知度がどうか、そのカテゴリ内での認知率はどうか、そのカテゴリ内で1番目に浮かぶ商品は何かといったことを調査します。
例えばシャンプーのカテゴリで考えると、LUXというシャンプーの認知度がどれくらいか、また、シャンプーのなかで第一想起で思い浮かぶものは何かといった質問をします。
第一想起とマーケットシェアは比例しがちなので第一想起がPanteneだった場合、第一想起をとるためにはどうしたらよいかを考えます。
あくまで調査の指標項目を改善したら売上が伸びるというわけではなく、売上と直結する指標を見つけていくことも調査における重要なポイントの1つです。
他にも認知率だけではなく、好感度、ロイヤルティ、使用経験率といった指標を調べていきます。
よくあるのがプロモーション会社に頼み、炎上すれすれのキャンペーンを行ったため認知率は高いが購入経験率は高くないということがあります。
キャンペーンがうまくいっているかどうかを調べる意味でもリサーチは必要になってきます。
ブランドマーケティングを成功させるにはどうしたらよいかという質問を数多く受けます。ブランドマーケティングにおいては課題を発見することが重要になってきます。
ブランドマーケティングの成功の第一ステップはリサーチにあり
課題発見において分かりやすいのはリサーチをして、企業側が認識しているものと実際の消費者やユーザーの認識とのギャップを定量的に出します。
実際にリサーチをしていくなかで、競合に比べて意外と認知度がなかったということを知って驚かれる方も多くいらっしゃいます。
大きく調査は下記の3つに分かれます。
1STEP
調査のヒアリング
2STEP
調査の目的設定
3STEP
調査項目の設計
リサーチはプロによる設計が大事
リサーチは社内でもよく行われると思いますが、調査の目的設定から調査項目の設計、適切な調査手法を選択することは難易度が高いです。
私が在籍していた消費財業界は調査にお金をかける業界の1つでしたが、社内に調査専門のチームがおり、外部の複数の調査会社と連携しながら、商品を出していきます。
リサーチは定点観測が重要
リサーチは1回やって終わりというわけではありません。
マーケティングの活動によって、期待された効果があらわれたかどうかを確認するためには定期的なリサーチを通して、スコアをあげたい指標の変化を追っていく必要があります。
同様に競合の指標もトラッキングしていきますので、広告予算を投下を増やしている企業の施策を定点観測することができます。
競合他社のマーケティング予算を正確に測定することは難しいですが、増減や相対的にどれくらい多いかはこうした調査である程度把握することができます。
また、自社のマーケティング施策も地道に時間をかけて行なう必要がありますので、調査は定期的に行なうことをおすすめします。
マーケティングには難しい側面があり、何も広告投下をしていないといつの間にかブランド・ロイヤルティが下がっていきます。
投資をやめると現状維持もできないということは覚えておいてください。
例外としては、口コミや訪問販売のみのビジネスは、広告を使わずにクローズドコミュニティで小さく拡大していくパターンもあります。
リサーチからのネクストアクションの立案の難しさ
リサーチを行ったあとに、実際にどういうアクションをしていくかを考えることは経営者やマーケターにとって非常に難題となっています。
どの指標を伸ばすか、どの指標は諦めるかといった意思決定や、伸ばすと決めた指標を実際にどのように伸ばしていくかは考える必要があります。
認知度をあげるときに、サンプリングがいいのか、テレビCMを使うのがいいのか、電車広告がいいのか、新聞広告がいいのかといった選択が重要です。
昨今の経営者はデジタルリテラシーは非常に高く、デジタル広告の活用は大前提にありますが、デジタル広告以上に効率のよい広告媒体があることも多いので、そうした提案をさせていただきます。
Brandismのサポート
Brandismは社としてブランド・イメージ・アナリティクス(BIA)を中心にリサーチの面から企業のマーケティングをサポートし、ブランドマーケティングの実践をしていきたいと考えています。
今後のブランドマーケティングの実践して、売上、利益を伸ばしていく企業が増えていくことを願っております。